FXは年齢に間関係なくして多くの人がやっています。
それこそ、50代や60代の方でもトレードに参加する人は多いですが、一般社会に目を向けてみると「雇用」となると中々難しいものがあります。
しかしFXの場合、投資初心者だろうと、年を取っていようと、「利益」や「お金」を生み出すことは可能なのです。
これが『FXの魅力』でもありますが、現実はそう甘くないです。
今回は『サラリーマンを退職してからFXを始めた人』にその結果をお聞きしたので、内容をシェアしていきたいと思います!
結果的には「FXで失敗」してしまいましたが、
どのような経緯を踏んだのか?
FX失敗した原因は?
どのようなトレードをしていたのか?
などに注目して、あなたのトレードに上手く取り入れるようにして下さい♪
■60代にしてFXを始めた理由
『関東在住 60代前半 Rさん 男性へのインタビュー』
私はサラリーマンを退職して独学でフィナンシャルプランナーの資格と証券外務員の資格を取って資産運用を始めました。
しかし、その際に日銀のマイナス金利導入により金融機関の預金金利がほとんど無くなってしまい、積極的な資産運用を考えるようになりました。
まずは株式運用やネット証券を始めると共に、FXにも関心を抱き、ネット証券の関連銀行で口座を開いてFXトレードを開始することにしたのです。
そもそもFXは外貨預金の派生商品ですが、過去にはオーストリアドルの外貨定期預金で利益が得られたので、外貨預金についての多少の知識はありました。
外貨定期預金の金利は良く、為替変動を考慮しながらの長期投資に適していますが、短期に多くの収益を上げるにはFXの方が良いかと思います。
だからFXの世界に飛び込むことにしたのです。
■FXの勉強方法とトレード時間
FXの手法は独学で学びました。
そして、リスクを出来るだけ少なくする為、通貨はトルコリラや南アフリカランド等の新興国通貨は情報量がマスコミでしか得られないので、一般投資家が扱うにはリスクがあると判断して米ドルのみ扱うように選択したのです。
又、リスクのある信用取引は避け、レバレッジも少ない2倍程度に絞って現物取引に絞り、順張りで円ドルの為替レートが円安になりそうな局面でのみ米ドルを買って、円安になったら売っていました。
取引時間としては、夜間の米国の為替市場が開いている時間帯のみ取引していました。
その場合も毎日取引するのではなく、米国雇用統計等の重要な経済指標が発表される等のイベントがある日に絞っていました。
そういう意味ではFXは低リスクで堅実な手法のように思えたのです。
■FXトレードの結果
私は2016年1月から2016年12月までの一年間、FXでトレードしました。
しかし、その結果は5千円のキャッシュバックを得てもトータル2万円の損失です。
毎朝、BS171のモーニングサテライトを録画し、その日の米ドルの為替予想を参考にしていました。
けれども為替専門家が「日銀の低金利、大規模金融緩和政策の環境下で、米国FRBが金利引き上げをすれば黙っていても日米金利差が拡大するので円安になる」と、口を揃えて予想していたのに、2016年1月には1ドル120円だったのが、9月には102円にまで円高が進行し、同年12月には118円に戻す等、予測を裏切るボラティリティの高さで乱高下をしたのです。
その乱高下に振り回されて収益を出すことはできませんでした。
また、手法にも問題があったのかとは思います…。
■FXで失敗した原因
『FXで失敗した原因』は正直不明です。
例えば、FRBの金利引き上げ発表時間に円安になると思っていても、すでに「おり込み済み」で逆に円高になったことがありました。
他にも米国雇用統計発表の時間に円安になると予想して、円安になり始めた時間にドルを買ったら、騙しの円安だったのか、すぐに逆に円高になって損失を抱えてしまうこともありました。
しかも損切しないで持ち続けていると翌朝6時に強制的に損切りされているのです…。
このように「常識」が通用しないからこそ私がFXで失敗した原因が分からないのです。
そしてFXを経験して想ったことは、利益を上げても税引き後の利益は少なく、損する時はあっと言う間ですので、損を挽回するのは、大変な労力が要る気がしました。
やはり独学で始めたのが良くなかったのでしょうか。
スクールにでも通えば良かったのかとも思いますが、それも今となっては結局何が正解か分からないままです。
本当に大変残念ですが、FXは諦めるようにしました…。